2015年11月15日

晩秋

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熟れ柿を好みし子等の姿なく ただ椋鳥(むくどり)の啄(ついば)むを見ゆ



朝晩の冷え込みも厳しくなり銀杏の葉が紅葉を初めた。
11月の中旬から黄金色に葉を染めて12月のある2、3日で、
潔く散ってしまう美しく儚いあの扇形の葉が小径を染める日が近い。


今年の秋は彼方此方で撓わな柿の実を見かけた。
散歩道には柿の木だけでなく、
無花果や柘榴、大きな夏みかんのような晩白柚まで。
そんな実の成る木を植えているのは昔からこの土地に住む家だ。
対照的に、最近の新しくて洋風な家の庭には
オリーブやミモザが流行のようだ。


食べる人がいないのか柿も無花果も、
鳥達も食べきれず地面に落ちている。



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柘榴(ざくろ)の実熾(おこ)りし炭を抱くごとく 熟れたるその実今弾けむとす



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まだ青き晩白柚(ばんぺいゆ)成る雨の道 日毎に寒さ深みゆく朝



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2011年12月27日

寒中見舞いはがき


本日は寒中見舞い用のはがきに絵を書いてみました。

山茶花

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写真 2.JPG

シクラメン

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パンジー

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自詠の短歌などを書いてお正月過ぎに出したいと思っとります。
山茶花もパンジーも花の奥行きを出すのがむずかしい!

山茶花の絵の途中を見て、父ちゃん曰く、
「もっと、素朴なほうがいいんじゃねぇ。」
うん〜〜〜、ちょこざいな〜〜〜・・・・でも当たってる〜〜!
冬に咲く山茶花の華やかさと品がない。
色を入れすぎるとだんだん、ギトギトしてくるのね。
一筆で表現するには、やはりたくさん書く事でしょうか!
精進、精進。

posted by naejo at 16:03| Comment(4) | TrackBack(0) | お絵描き

2011年11月19日

秋の絵手紙2


さて絵手紙の続き。

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絵=ほととぎす
色も名も好きと言ひける人のいて 野に咲く花ぞ名はほととぎす

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花=鉄線
鉄線の蕾ふくらむころとなり ひとつふたつと日々に数へる

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ほととぎすは若かりし頃には地味な色だな、と思っておりましたが
確かに地味ながら深い色合いと雅な名。妖しき美しさを秘めていると再認識。

鉄線は春の花ですが四季咲きの鉄線でしょうか。
絵の先生のお宅に、11月の今も咲いておりました。
我が家にも鉄線を植えていますが、その季節には朝一番に
庭にでて新しい蕾を捜します。

ほととぎすの繊細な部分を絵に表すのがむずかしい・・!

そして、雅印も葉書に合うものを押さねばなりません〜〜。
最後の最後で気を抜いて台無し・・・たまにあります。
いや、ちょいちょい・・・あります・・。


posted by naejo at 14:15| Comment(2) | TrackBack(0) | お絵描き

2011年11月18日

秋の絵手紙


先日書いた絵に短歌を載せてみた。

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絵=どんぐり
  
秋雨の降りているらし眼覚むれば 物憂き猫の細き目に落つ

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絵=ツルウメモドキ

畦道を一人歩めば故郷の 案山子は花の冠を載す

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短歌を書く時は、歌だけでなく、名前までが作品の一部になるよう
配置しないといけません。(全ての書作品も!)
最初書いたものは、名前が浮いてました・・
わかっているようで、わかっていなかった!


posted by naejo at 11:28| Comment(2) | TrackBack(0) | お絵描き

2011年11月04日

絵手紙2

昨日に続く絵手紙です。

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絵=山ぶどう
無花果を 好みし義母は 身まかりて 今朝ひと房の 紅き実ぞなる


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絵=秋海棠
卒寿なる 長き人生を 生きぬきて 義母なる人は 今朝旅立ちぬ


90年近く生きた義母が今年の夏、亡くなりました。
亡くなる3年半の間でしたが一緒に暮らし、
全く違う場所で、違う時代を歩んできた義母と家族になった縁の不思議や、
人ひとりの人生の重さを、感じずにはいられません。
「無花果」が大好きでした。

この歌で、そんな様々が一瞬で思い出されます。

歌は私の胸の内を、師匠が詠んで下さいました。

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かなり、紙に筆を取られます。
葉書用の画仙紙は厚いので、むずかしいです。




posted by naejo at 19:20| Comment(2) | TrackBack(0) | お絵描き